子供だましのようなアメリカからの米輸入増
日本政府は、アメリカ産の米の輸入を増やす方向で検討しているとか。日米関税交渉で。6万トンくらいアメリカ産の輸入を増やすつもりらしい。
ミニマムアクセスの量を増やすのかなと思って詳しく見てみたら、どうも違うみたいですね。
今のミニマムアクセスでの輸入量は維持するみたいですね。
今はミニマムアクセスを77万トンほど輸入しているようですが、その量は維持したまままで、その中でアメリカ枠6万トンを設定するとか。
なんか子供だましのような気もしてしまうんですが。
2024年度はミニマムアクセスでアメリカから34万トンくらい輸入したそうじゃないですか。
それに6万トンプラスして40万トンくらいアメリカから米を輸入しようということなのかな?
その分他の国からの輸入は減らすということでしょうか。
ミニマムアクセスでは、アメリカの他にタイやオーストラリアや中国などからも輸入していると聞きました。
アメリカからのを増やして、他国のを減らすと、その他国から反発する声が上がったりしないんですかね?
トランプ大統領が納得するのかという問題もありますよね。
米6万トンで。
9兆円くらいあるというアメリカの対日赤字の解消にどれくらい効果あるもんなんでしょうか。
まあ関税交渉は米だけじゃないですからね。
米はこの程度で勘弁してもらおうということなんでしょう。
下手に米の輸入量を増やしてしまうと、日本国内の米農家に影響が出ますからね。
そうなると自民党は農家から見放されて、迫っている参院選でボロ負けしてしまうかもしれません。
自民党はなかなか厳しい立場に立たされているようです。
うまいこと今のミニマムアクセスの範囲内でおさめることができれば、米に関してはまあ交渉勝利と言えるのかもしれません。
米の輸入を自由化してしまえという意見もありますけどね。
自由化すべきか否か、私にはよく分かりません。
でもとにかく今の米の価格は下がってほしいですね。
高いですよ。