『文藝春秋オピニオン2023年の論点100』を読んだので感想を書きます。
今日読んだのは、杉山広氏(国立感染症研究所客員研究員)の論考「アニサキス食中毒完全回避マニュアル」です。
アニサキス、魚に寄生している細長い生き物ですね。
テレビで見て、「気持ちわる~」と思いましたね。
存在を知ってからは、刺身とかを食べるのがちょっと怖くなりました。
あんなのが体内に入ったらと思うとゾッとします。
あれは幼虫らしいですね。
成虫はクジラに寄生しているらしい。
成虫ってどんなのよ?と思ってちょっと調べたら、かなり大きくなるみたいですね。
気持ちわるいですね。
クジラってあんなのが体内にうじゃうじゃいるんですかね?
ちょっとイメージ変わりました。
ただ、人間の体内では、アニサキスが成虫になることはないようです。
そこはちょっと安心しました。
体内であんなに大きくなられたらたまらないですよ。
あとアニサキスによる食中毒は、アレルギー反応の結果というのも少し安心しました。
胃粘膜に食い付くというわけではないらしいです。
アレルギー反応起しにくい人はアニサキスがいても無症状の場合もあるとか。
過敏に反応する人もいるみたいですが。
酷いとアナフィラキシーショック起したりするみたいです。
なるべく体内に入れないようにした方がよさそうですね。
杉山氏によると、アニサキス対策には次のようなものが考えられるようです。
・マイナス20度以下で24時間以上の冷凍
・目視で確認・除去
・養殖魚選ぶ
・パルスパワーで死滅させる
各方法とも完璧というわけではないみたいです。
例えば、最初の冷凍ですが、家庭用冷凍庫はマイナス20度まで下がらないみたいなので、時間を延ばすなどの工夫が必要なようです。
目視で確認除去は、アニサキスが魚肉の深部に入り込んでいるケースなどもあり、全部取り切るのは難しいみたいです。
養殖魚も、冷凍処理していない生魚を餌として与えていたりすることがあって、完璧に安全とは言い切れないのだとか。
最後のパルスパワーは、最近開発された技術のようです。
アニサキスを感電死させることができるらしい。
まだ実用化はされてないのかな?
こういうのが実用化されて、アニサキスを簡単に除去できるようになれば、安心して刺身食べられるようになりそうですね。
早くそうなってほしいものです。
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