6月1日にメキシコで裁判官の選挙が行われたらしい。
これわりとすごい話のような気がするのですが。
メキシコのほぼ全ての裁判官が対象らしいですよ。
約2700もの裁判官ポストが対象で、連邦最高裁も含んでいるらしい。
連邦最高裁って日本でいうと最高裁判所に当たるんでしょうね。
最高裁の裁判官を選挙で選ぶってすごいですね。
日本ではないですね、そんなの。
国民審査で落すという道は開かれてますけど。
メキシコで裁判官公選制を導入したのは昨年のことらしいですね。
司法に政策を阻止された政権側が、憲法改正して導入を決めたのだとか。
思い切ったことしますね。
大丈夫なんでしょうか?
三権分立を破壊したりしないですかね?
選挙には7千人以上が立候補したらしいですよ。
かなり多いですね。
候補者には法律の学士号などの資格が求められるとか。
学士号程度でいいんですかね?
裁判官になるなら司法試験を突破するくらいの能力がないと難しいのでは?なんて思いますけど。
とんでもない人が裁判官になったらえらいことですよ。
裁判官の選挙ってどんな感じなのか興味ありますね。
選挙ならやっぱり公約とか掲げると思うんですけど、どんなの掲げるんでしょうか?
「あいつを絶対に有罪にします!」とか「あの人を無罪にします!」みたいな感じ?
もしも本当にそんなのだとしたら、ちょっと危ないですね。
国民の声がもろに裁判に反映されてしまいます。
裁判員制度どころじゃないですね。
冤罪事件とか多発しそうで怖いですよ。
例えば日本だったら、某宗教団体を解散させるかどうかで議論がありますけど、解散派の候補と非解散派の候補でバチバチやりあったりするような事態になるんでしょうか。
盛り上がりそうといえば盛り上がりそうですけど、こういうのは専門家が熟考して決める方がいいと思いますけどね。
素人の国民の声が裁判に影響を与えるというのはよろしくないと思いますよ。
公選制を導入した立前は汚職の排除らしいですが、選挙なんかやると逆に汚職横行しそうな気もしますね。
選挙民買収とかね。
「憎たらしいあの野郎をムショにぶち込んでやる」というような不純な動機で立候補する人も出てきそう。
そんな感じで、あまりいい結果にならないような気がしますが。
どうなるのかちょっと注目です。
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