久しぶりに、『新約聖書』を読んだので感想を書いておこう。
「ヨハネによる福音書」を読み終えました。
ウトウトしながら読んでることが多かったので、あまり記憶にないのですが、このヨハネ伝は、他の福音書とはだいぶ趣が違うような印象でした。
他のにはない話がいろいろあったような気がします。
あまり思い出せないですが。
記憶に残っているのだと、ヨハネ伝では、大祭司の手下に切りかかったイエスの弟子の名前が明記されていたことが印象に残りました。
ペテロ、あんただったのか、と思いました。
いちおう他の福音書の記述を確認してみました。
【マタイ伝】
そのとき、イエスと一緒にいた者の一人が、手を伸ばして剣を抜き、大祭司の手下に打ちかかって、片方の耳を切り落とした。
【マルコ伝】
居合わせた人々のうちのある者が、剣を抜いて大祭司の手下に打ってかかり、片方の耳を切り落とした。
【ルカ伝】
イエスの周りにいた人々は事の成り行きを見てとり、「主よ、剣で切りつけましょうか」と言った。そのうちのある者が大祭司の手下にうちかかって、その右の耳を切り落とした。
やっぱりペテロだと明記はされてなかったです。
なんで書かなかったんでしょうか。
ペテロがやったならペテロだと書いてもよさそうですが。
ヨハネ伝は盛ったのかな?
あらためて読んでみたら、ルカ伝では耳を切り落とされた人をイエスは癒してるんですね。
これも盛ったのかな?
細かい話ですけど、切り落としたのは右耳だったんですね。
上の絵、左耳で描いちゃいましたよ。
ま、無視します。
ヨハネ伝では、耳を切り落とされた人の身内の者が登場していたのもちょっと印象に残りました。
ペテロがイエスを知らないと言った後に鶏が鳴くというエピソードのところで。
ペテロは「知らない」と白を切ってますが、身内の者は「園であの男と一緒にいるのを、私に見られたではないか」と言ってますからね、なんかバレバレのようにも思えて少しおかしかったです。
ま、切りかかったのがペテロだったということで、ちょっと見直しました。
意外とファイターなんだなと。
鶏が鳴く前に3回イエスを「知らない」と言って泣いてしまうヘタレだと思ってたんで。
でもペテロはたしか後にローマで殉教するんですよね。
かなり壮絶な殉教をしたと解説本で読みました。
ローマ教皇の初代はなかなかすごいんですよ。
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