
↑本当は夕焼けとカラスを描いてふるさとの風景を表現したかったのだが・・・
政府が「ふるさと住民制度」なるものの創設を検討しているようです。
地方創生策の一環のようで、具体的な内容はまだいまいちよく分からないですけど、概ね次にようなものらしい。
【ふるさと住民制度】
・希望者はスマホアプリで自治体に申請
・自治体が登録証を発行
・自治体は登録者にイベントなどの情報を提供
・登録者は地域活動などに参加
・複数自治体に登録できる
ふるさと住民制度をやる目的は、関係人口を増やすためだとか。
関係人口というのは、居住地以外の地域に関わる人の数のことらしい。
まぁ、はっきり言ってしまえば、あまり効果はないでしょう。
多くの人は自分のことで精一杯で、他の自治体に継続的にコミットするなんて余力はないです。
たまに旅行に行くくらいならいいですけど。
ふるさと納税もそうですけど、「ふるさと」という言葉を安易に使わないでほしいですね。
ふるさとって生まれ育った場所ですから、基本的に1人1ヶ所くらいしかないでしょうよ。
あちこちの自治体に登録して、ボランティアとかイベントにたまに参加したくらいで、「ここは私のふるさと」なんて思われてもねぇ。
その地域にちゃんと住んで根をおろしてもらわないと、地方創生なんかにはつながらないと思いますけど。
関係人口なんて増やしてもあまり意味ないんじゃないですかね?
ふるさと納税もねぇ、ふるさとに貢献したいというよりも、返礼品目当てや節税のためにやっている人がたくさんいますからねぇ。
ふるさとなんて言わないでほしいですよ。
ふるさとなんちゃらなんて始めると、自治体の余計な仕事が増えそうですね。
申請者の受付したり、登録証発行したり、イベント情報発信したり。
イベントの企画とかもやらなきゃいけなくなりそうです。
自治体の人的リソースも限られているんですから、変な政策で余計な仕事を増やさない方がいいでしょうよ。
ふるさと納税の議論でも指摘されてますけど、自治体の競争を促したいのかな?
魅力的な事をやっている自治体は関係人口がこんなに増えてるぞ、みたいに。
自治体競争させてもあまり意味ないと思いますけどね。
ふるさと納税もふるさと住民も廃止でお願いします。
地方への交付金増やしてください。