刑事事件捜査にもIT化の波
最近改正刑事訴訟法が可決成立したそうで、刑事事件の捜査などでいろいろとIT化が進むようです。例えば、逮捕状とかをオンラインで取得できるようになるらしい。
これまでは、逮捕状は紙で発付しており、警察は取得のために裁判所まで出向く必要があったのだそうな。
これが、今回の刑訴法の改正で、オンライン上でやりとりを完結できるようになったようです。
今頃かよという気もしなくはないですが、それでもこれでだいぶ効率化にはなるでしょうね。
ただ、取得した令状をタブレット端末で示すとかいうのは、ちょっとひっかかりますね。
オンラインでタブレットにダウンロードするんでしょうけど、なんかお荷物になりそうですね。
紙とタブレット端末だと、やっぱりタブレットの方が重くてかさばりそうですから。
令状見せる時にタブレット取り出して電源いれて、まごまごしてるとちょっとかっこ悪いような気もします。
タブレットのバッテリーが切れてたりしたら最悪ですね。
もしくはタブレット端末を落としてしまって、画面が破損してしまった、なんてことになったら悲惨ですね。
紙の令状の方がよかったなんて声が出てくる可能性もあるのでは？
実際に現場に持っていくときは、ダウンロードしたデータを、紙にプリントアウトして持っていった方がいいのかな、なんて思いました。
あと、IT化で心配なのは、やっぱりセキュリティ面ですね。
今回の改正で、証拠開示とかもオンラインできるようになるようです。
従来は、弁護士とかが裁判所とかに実際に行って証拠書類などをコピーしてたみたいですが、これもオンラインで取得できるようになるみたいです。
オンラインで取得できるようになるのは便利ではありますが、サイバー攻撃を受けるリスクにさらされるようになるのは必定だと思います。
刑事事件の証拠が流出したりしたら、かなり大変なことではないでしょうか。
そこらへんの運用はしっかりやってほしいものです。
こんな感じでいろいろIT化が進んだ一方、オンラインでの接見は法制化まで至らなかったようです。
弁護士と容疑者が面会するのも、オンラインでOKにしてしまえばいいんじゃないですかね。
オンラインの方が気軽に話せるようになるんじゃないの、なんて思ったりしますが。
まぁ、リアルで会って分かることもあると思うので、全部が全部そうしろとは思いませんが。
双方の負担を考えると、オンラインでの接見もあってもいいんじゃないかと思いますね。
しかし、いたるところでIT化が進んでますね。
時代の流れです。
