【読書】被選挙権年齢の引き下げには反対
今日も『文藝春秋オピニオン2023年の論点100』を読んだので感想を書きます。今日はですね、NO YOUTH NO JAPAN代表の能條桃子氏の論考「若者の声が届く政治は被選挙権年齢の引き下げから」と、東北大学大学院経済学研究科教授の吉田浩氏の論考「若者世代の投票率が1％下がると年間約7.8万円の損になる」の2つを続けて読んでみました。
お二人の主張を簡単にいうと、能條氏は、被選挙権年齢を18歳に下げろと主張していたと思います。
吉田氏の方は、選挙に行かないと経済的に損するから選挙に行け、とくに若者、と主張していたと思います。
まず、被選挙権年齢の引き下げについて考えてみますか。
能條氏の言うように、若者の意見を政治に届けるのは大事かなとは思います。
デンマークでは18歳から選挙に出れるというのは「へー」と思いました。
でも私は被選挙権を18歳に引き下げるのは反対ですね。
理由は、若者はアレだからです、アレね。
自分が18歳の時のころを思い出すと、ゾッとします。
まぁ、18歳でもしっかりしている人はしっかりしているでしょうけど、それでもね、やっぱりアレなのが多いのではないでしょうか。
アレな人たちに政治家になって欲しくないです。
吉田氏の論考では、年代別投票率の推移が示されていましたが、1960年代ごろと比較すると、現在は若者の投票率が大きく下落しているそうじゃないですか。
60代はそんなに大きく下落していないそうですが、20代では大きく下落していることが数字で示されていました。
昔とくらべて20代が劣化しているのでは？
劣化というか、政治に関心がなくなったんでしょうね。
今は政治よりも面白いことたくさんありますしね。
スマホ、ゲームとかやっている方が楽しいのではないでしょうか。
そういう人たちは、無理して政治に参加しなくていいと思います。
ただ、吉田氏の論考では、政治に参加しないと、代償を払うことになるぞと指摘してましたけどね。
若者の投票率が1％下がると、若者が社会保障の受益格差で損をする額が3万円くらい、国債発行による将来の若者の負担増額が4万8千円くらいになるそうで、合計で7万8千円くらいの損になるのだとか。
まぁ、計算の是非はよく分からんですが、政治に無関心だと、政治家にそっぽを向かれるて結局損するということはあるでしょうね。
政治家が、政治に関心の高い高齢者の方を向いて政治するようになってしまう、みたいな。
なので損をしたくないなら若者のみなさん投票に行きましょう。
でもやっぱり被選挙権を引き下げるのは反対です。
18歳は若すぎますよ。
もしも18歳で政治家なんかになってしまうと、ろくな人間にならないと思います。
