アンキット・パンダ氏とフランク・オム氏というアメリカの北朝鮮問題に関する専門家が、アメリカ政府に対して次のような提言を行ったようです。
・北朝鮮の核保有を短期的に容認すべし
・トランプ大統領と金正恩総書記の関係構築で核リスクを低減すべし
・非核化は長期的・願望的な目標と扱うべし
・北朝鮮に圧力をかけるのは同国の挑発を助長するだけ
・米朝関係改善と共存を短期目標にすべし
こんな感じ。
めちゃくちゃ簡単にいうと、「北朝鮮の核はほっとけ」と言っているように思えますね。
まぁ、トランプ大統領自身もあまりやる気あるように見えないので、いまさら言われるまでもないよ、という気がしないでもないです。
トランプ大統領一期目の時は、最初だけ威勢がよかったですけどね。
「ロケットマン」とか言って応酬を繰り広げて、なんかやってくれるかとちょっと期待しましたが、結局なんにも成果なかったのでは？
金正恩総書記と会談まではこぎつけたものの、結局ものわかれに終わってしまって。
トランプ大統領ってなんか、威勢がいいのは最初だけ、みたいな感じがしてしまいます。
ウクライナ戦争もね、最初は24時間以内に終わらせるとかいってましたけど、ぜんぜん終わる気配がありません。
ロシアがだんだん勢いづいているような昨今ですよ。
北朝鮮も昔より調子にのっているように思います。
ミサイル発射を繰り返し、ウクライナに軍を派遣したり。
まぁ、ちょっと前に駆逐艦がコケたりしてるのはアレでしたけどね。
金正恩総書記の見ている前でコケたらしいですからね、一体どんな顔して見てたのか見てみたいものです。
責任者は粛清されてしまうのでしょうか？
おっかない国です。
トランプ大統領と金正恩総書記の個人的関係構築で核リスク低減なんて、ほとんど当てにならなそうな策ですね。
トランプ政権が終了すればすぐに無効化でしょう。
まぁ、アメリカにとって北朝鮮の核なんてたいした問題ではないので、どうでもいいというのが本音なのではないでしょうか。
韓国とか日本はそういうわけにはいかないですが。
アメリカと北朝鮮が信頼を醸成していい関係を構築するために、提言では次のようなことをおすすめしているそうです。
・朝鮮戦争の終結宣言
・朝鮮半島への戦略兵器配備停止
・米韓演習の縮小
・アメリカ国民の訪朝禁止解除
これが実行されると、アメリカの極東地域でのプレゼンスが低下して、紛争リスクが増大しそうですね。
日本としてはぜんぜん喜ばしくない提案ですね。
こんなことでは拉致問題の解決も不可能でしょう。
