今日も『文藝春秋オピニオン2023年の論点100』を読んだので感想を書きます。
今回は読んだのは、時事通信社水産部長の川本大吾氏の論考「サンマの不漁を嘆くより獲れた魚の有効利用を」です。
タイトル通り、獲れた魚の有効利用とか、適切な漁業管理のあり方について述べていたような気がしますが、自分的に一番興味深かったのは、サンマの話ですかね。
サンマ、不漁が続いているみたいですね。
ちょっと前までは何十万トンと漁獲できていたのに、今は数万トンとかしか獲れなくなってしまっているといいます。
たしかに、サンマは、最近ほとんど食べることがなくなってしまったように思います。
昔は食べまくってましたけどね。
またサンマか・・・、みたいに思っていたころが懐かしいです。
人間わがままなもので、なくなるとなんか寂しいですね。
サンマはなぜ獲れなくなってしまったのか。
地球温暖化のせいだとか、外国が漁獲しまくっているからだとか言われていますが、詳細は不明みたいですね。
中国がめちゃくちゃに獲り過ぎているんじゃないかとか思ってましたが、そういうわけでもなさそうです。
川本氏によると、サンマは大半が漁獲されていないのだそうな。
各国の漁獲を含めても、資源全体の2~3割と推定されているとか。
ということは、サンマちゃんはどこか別のところにいっちゃって、日本近海にやってこなくなったということなんですかね?
戻ってきてほしいです。
サンマちゃん、そんなに好きってほどでもないですけど、いなくなると寂しいです。
川本氏によると、仔魚が流される海域のプランクトンが少なくなっており、成長できずに死滅しているのではないかなんて話もあるみたいですけどね。
海で何が起きているのか、人間にはなかなか分からなそうですね。
あと、ちょっと面白いなと思ったのは、日本では国産のサバの多くを餌に回したり輸出したりしているらしいですが、一方でノルウェー産のサバを大量に輸入して食べているとかいう話。
なんかちょっと変な話ですね。
自分のところでとれたものを食べればいいのにね、なんて普通は思いますが。
漁業管理のあり方が、こういう歪みを生じさせるのでしょうか?
まぁ、サンマとか、イカとか、不漁が続いているようですが、一方で獲れているものは獲れているみたいなので、それをガンガン活用していくべきでしょうね。
「サンマくいてー」とかぶーぶー文句いってないで、獲れたものを食べればいいのでしょう。
どんな魚も工夫しだいで美味しく食べられるはずです。
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